プロサッカー選手とAIビジネス、
2つの夢に挑む。
工学部 情報工学課程 1年生
※取材当時
伊東 直哉 さん
高校の授業で「社会の様々な課題解決にAIが活用できる」と学び、AIの可能性の大きさに感銘を受けました。「僕も将来、AIを使って社会に役立つことがしたい」と考え、現在は情報工学課程の授業や『AI活用人材育成プログラム』により、基礎からAIの専門知識の修得に励んでいます。一方で「プロのサッカー選手になる」というのも、僕の大きな目標。幼い頃からサッカーに打ち込んできたので、AIを使って「自分が大好きなスポーツの分野での課題解決したい」と考えているんです。その課題やニーズは、自分がプロ選手になれば、リアルな実感として掴むことができるはず。そんな想いで「AI」と「サッカー」の両方を突き詰める、とても充実した大学生活を過ごしています。
起業家育成プログラム『Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY』では、サッカー関連のイベントや留学関連ビジネスを自ら企画し、実際に挑戦。「思うように利益が出せず、失敗や反省点ばかりでしたが、実践を通して“なぜダメだったのか?次はどうすべきか?”をしっかりと検証できたのは、とても有意義だったと感じます」。
悔しい気持ちを転機に受講した
起業家育成プログラム。
そこでの出会いを通して、
自分の中の「本気」が目覚めた。
大学進学後すぐ、僕はとても悔しい思いをしました。サッカー部のセレクションに落ち、入部できなかったんです。関学高等部のサッカー部で全国大会を経験し、「大学生になっても関学サッカー部で!」と意気込んでいただけにショックは大きく、一時期はサッカーをやめようかとすら考えました。気を取り直して「新しいことに目を向けてみよう」と、起業家育成プログラムを受講。これが、一つの転機となりました。
プログラムを通して、僕は多くの起業家の方々と実際にお会いしました。それぞれ「社会を変えたい」「こんなことを実現したい」といった想いを抱き、あえて就職という道を選ばず、リスクと戦いながら、時間も力も惜しまず、持てるすべてを注ぎ込んでいる。そんな起業家の方々の情熱にふれ、僕は奮い立ちました。「自分はこれでいいのか? サッカーも、勉強も、とことん突き詰めないと納得できるわけがない!」と。そしてプログラム修了後、「やるからには、本気でプロ選手をめざす」と決心。まずは2年生4月のセレクションに再挑戦し、関学サッカー部への入部を果たすことを当面の目標として、今は社会人チームや個人での練習を重ねています。
サッカーも、AIも、起業も、
納得できるまで突き詰めたい。
関学で学べば学ぶほど、
その想いは強くなっていく。
僕は高等部から関学に入学しました。その理由は「サッカー部のレベルが高く、サッカーに打ち込める環境がある」というだけでなく、「関学でしかできないことがある」と思ったから。高等部の時からAIについて深く学べたのも関学だからこそのことですし、大学ではAIの技術的な知識やビジネスでの活用事例なども学べ、自ら事業化するための起業ノウハウまで養えています。やりたいこと、学びたいことに、どんどん挑戦できる環境が、関学には整っているんです。
サッカー、AI、そして起業。これらすべてを突き詰めていくのは、持てる時間のすべてを注ぎ込んでも、まだ時間が足りないと感じるほどです。でもその先には「プロサッカー選手として活躍しながら、自らも実感するスポーツの世界における課題を、AIを活用して課題解決するビジネスを立ち上げる」という、僕が実現したい未来がある。プロの目線からしか見えないニーズもあると思います。とことん突き詰めないと、納得できる答えには辿り着けません。どんなに厳しくても、そこに到達したい。本気でそう言える自分になれたのも、「関学を選んで良かった」と感じる理由の一つです。